2017年「土器作りの道具」発見?

2010年にティカル国立公園では管理エリアにおける水道管の設置を目的として水道会社による工事が行われました。重機を用いて長大なトレンチを設置する過程で土器集中遺構が複数確認されました。そのため国立公園所属の考古学者が状況の記録と遺物の採取・保管を行いましたが、未分析のままでした。

2017年の資料調査では、土器集中遺構が土器生産に関わる遺構である可能性を考慮して、出土した様々な遺物の分析を行いました。結果として「土製の器面調整具」、「乾燥過程で変形した土器の失敗品」、「乾燥不良の土器の失敗品」などの土器生産と関係のある遺物の同定に至りました。

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